海外生活をコールセンターで終わって帰国しないための方法

学生・就活生向け

海外のコールセンターで働いた後で、最大限、その経験を活かしてよい転職をしていく方法について私の経験から話したいと思います。前提として、私は海外就職や、海外でのコールセンター勤務について非常にポジティブな立場から書きます。

そもそもそんな情報かけるのかという点においては、私は情報系の大学院を卒業後、大手日系IT企業に就職し、3年以上の海外駐在員を経験しました。大学のころからで換算すると、ITの分野に15年以上身を置いています。

そのため、「IT」x「東南アジア」という点においては、少しは信頼いただいてもよい情報を出せると思っています。

ということで、今回は、海外のコールセンターでどんな力が身について、どんなパスがあるのかを書きたいと思います。

1.海外就職の入り口としては良いコールセンター

最近テレビで取り上げられている海外コールセンターですが、特にマレーシアが非常に有名ですね。そんなコールセンターのメリットとデメリットを簡単にまとめました。

・海外就職する上でハードルが低い。
・給与が意外と良い。
・現地の生活費は非常に安い。
・語学力が身につく。求められる語学力のレベルが低いことが多い。
・海外の友人が出来る。
等々
正直、メリットをあげたらきりがないです。日本で働くくらいなら、とりあえず海外に出ちゃえばいいのにと思うレベルです。今の仕事って、日本に戻ったらもう戻れないような仕事でしょうか。その場合は考えたほうが良いと思いますが、海外で仕事が出来るチャンスはこれからの日本で生きてくうえで1度は経験しても良いと思います。
一方で、良いことだけではないのは当然の事です。良いことだけなら誰でも来てます。そこで、簡単なデメリットをまとめました。
・スキルが身につきにくい。
・海外での生活自体がハードルが高い。
・友人もいなく、不安になる。
・英語を話す機会が意外とない。
・日本と同じ食生活をしようと思うと、意外とお金がかかる。
この中で、私が今日、取り上げたく、解決できると信じているのが、「スキルが身につきにくい。」です。そのため、まず他の内容について触れます。海外での生活は、海外旅行もあまり行ったことなく、語学力が低い方にとっては、ハードルが高いです。そして、海外生活の中でさらにハードルを上げるのが、知り合いや、友人がいない状況です。人によっては、留学してから行く方や、インターンシップなどを通じて、事前に土地勘のある所を選ぶのも手でしょう。
そして、スキルにも少し関係しますが、意外と周りに日本人が多く、英語が伸びないなんてこともあります。能力を伸ばそうと海外にいるのに、そこが実現できないなんてこともありえるので、自分の英語を学ぶ環境を変える必要があります。
また、日本と同じ食生活をしようと思うと、日本食は結構高いところが多いため、現地の食事と違い、コールセンターの給与ではあまり貯金できないなんてこともあります。全部ローカルフードも難しいかもしれませんので、バランスはとらないといけないです。

2.海外のコールセンターで2年間働いて身につく能力とそのキャリアパス

海外のコールセンターで働いた後で、どんな能力が身につくのかという点について書きたいと思います。大きく分けて下の3つだと思います。

・対応業務のスキル
・語学力
・生きていく力
対応業務のスキルはわかりやすいと思いますが、例えばIT系のコールセンターだと、IT系の知識が付きやすいです。ただし、コールセンターの内容によっては、非常に表層的なことしか分からないので、結局はあまりスキルがついていないこともあります。
語学力も、すでに述べた通り、周りの環境次第ですが、頑張れば普通に会話できるレベルになれますし、私の周りにもそういう方はいました。
そして、テレビとかではあまり取り上げられていないと思いますが、「生きていく力」が付きます。普通にコンドミニアムを契約するだけでも、色々なトラブルや、シャワーが水しか出なくなることや、他にも、水漏れすることなどあります。仕事をしていても、生活をしていても、周りのミスや、日本人から見るとテキトーな対応について、イライラすることもあります。
最終的には多くの方が、「まぁ、怒っても仕方ないか。」という境地にいたり、人間力の高い方になり、過去は良いから、前向きにやらないといけない事考えようという感じになります。

コールセンターのキャリアパスってどうなるの?

キャリアパスについてですが、大きく分けて、3つの道があります。
1.その会社で働き続け、偉くなっていく。
2.同じコールセンター業界で転職をして給与・待遇を上げていく。
3.日本に帰国する。
正直、会社で長く働いたから偉くなるわけではない時代に、同じ会社で働き続けるのは得策とは思えません。また、同じコールセンターで働き続けても、基本的には、日本のコストが高いところから海外に移している手前、給与の向上などは限界があります。そして、日本に帰国もできますが、コールセンター経験者が日本に帰国すると、コールセンターで働く方も多いです。
私は、ここに1つの道を足して、「同国異業種の転職」をお勧めしたいと思います。それについては、次に解説します。

3.コールセンターの後はそのまま同じ国か周辺国で別業種に転職しよう。

コールセンターではスキルが身につきにくいと書きましたが、IT系のコールセンターであれば、PCのトラブルシュートなどは簡単なことはできるようになります。そんな方であれば、もう少し自分で勉強し、英語力をできるだけ伸ばしましょう。2年くらい頑張ったら、現地のIT企業などに応募することをお勧めします。

コールセンターの方は、話すのが上手いうえに、IT系のコールセンターであれば、顧客が怒っていることも多く、実はストレス耐性は高いです。もちろん怒られる前提ではないのですが、ITはミスコミュニケーションが発生しやすく、相手の気持ちを汲み取りながら話す必要が多いため、そういうスキルはコールセンターの方は既に磨かれているという点で、ダイヤの原石なのです。

私も採用時に、コールセンターというのは、それだけで評価が高かったのです。そのため、色んな業種を試してほしいとは思いますが、私は、IT企業の営業を経験するのが良いのではないかと思っています。海外のITは非常に面白いため、3年も経験すると、日本では得られないような全く異なる経験が沢山出来ます。興味のある方は、他にも記事を書いているので、下のリンクを読んでみてください。

東南アジアのインフラエンジニアはキツイのか?実態について説明します。

4.まとめ

私は海外でコールセンターの方を採用して、当たりしかいなかったので、コールセンターの方達のポテンシャルは非常に高いと感じています。今、コールセンターの方も、将来、海外就職を考えている方も、まずはエージェントに登録して、ご自身の将来について考えましょう。

第二新卒エージェントneo

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