学生は海外インターンシップの可能性を自ら作り出そう。

学生・就活生向け

大学生卒業後に海外で就職も考えている方はいると思います。そんな方にお勧めの海外インターンシップについて、書きたいと思います。

理系で最先端の研究をしている方や、語学力が堪能な方は海外で就職することもできると覆いますが、英語はそんなに得意じゃない上に、海外も経験があまりない人には海外インターンシップはお勧めです。

1.海外インターンシップのメリット

私も海外に駐在している間に、5名ほど、海外インターンシップの学生を受け入れました。その中で非常に大きな成長を感じました。そんなメリットについてまとめます。

・自発性が出る。
・色々な社会人と知り合える。
・現地の日本人の生活が分かる。
・現地の人たちがどんな仕事の仕方をしてるかわかる。
・海外駐在の準備を始められる。
ここには、あえて、「就職に有利」という超短期的な視点での利益は書きません。しかも海外インターンシップをしただけで採用を決めるような会社がこの21世紀もかなり経った今でも存在しているとはあまり思えません。
しかし、私が書いたことは本当に長期的に皆さんの利益につながると思いますので、それぞれについて簡単に解説します。

・自発性が出る。

言わずもがなかもしれませんが、日本の準備されたインターンシップと違い、人数が少ないため、現地の受け入れ態勢がしっかりしきれていないことも多々あると思います。自らが何かを得て帰ろうとしない限り、何にも得られないでしょう。そんな環境に飛び込んで、毎日考えるうちに、行動が変わっていくのを見てきました。

意識の変化は、人生の生き方に影響を与えます。海外インターンシップの一番の魅力はここではないでしょうか。

・色々な社会人と知り合える。

インターンシップ先の人はもちろんですが、飲み会で紹介してもらったり、営業についていって紹介してもらうなど、現地の方達と触れ合い、色々な経験ができます。私も極力現地の人を紹介するようにしていました。今までにない考え方を植え付けてもらえるかもしれません。

・現地の日本人の生活が分かる。

海外経験が少ない方にとって、東南アジアで生活するという事がどの程度の物なのかを見るのは良い機会です。ローカル社員と同じ生活レベルの方は非常に少ないことに驚くかもしれません。東南アジアって、生活レベル大丈夫なの?という疑問を持つ学生もいるかもしれませんが、いい意味で期待を裏切ってくれると思いますので、自分の目で見るのは良いと思います。

・現地の人たちがどんな仕事の仕方をしてるかわかる。

日本では大手企業がやるのは上流工程が多く、インターンシップをしてもあまり面白くないという方もいるかもしれません。現地法人ではもっとやる業務の幅も広く、泥臭い日仕事もしているかもしれませんし、ITインフラ構築が追いつかず、効率の悪い仕事をしているかもしれません。状況を知ることで、将来の準備につなげられます。

・海外駐在の準備を始められる。

将来、海外で仕事をしたいが、日本でしっかり準備をしたい人にとって、海外で仕事をするために必要な能力をどう身に着けるか。どこまで身に着けるかは想像がつきにくいかもしれません。そんなときに、海外駐在員の仕事を見ていれば、気づくところも出てくるのではないでしょうか。

2.海外インターンシップの応募の仕方。

海外インターンシップの応募については、いくつか方法があります。大きく分けると4つでしょうか。

・大学の紹介
・エージェントの利用
・企業側で公募している場合
・自分での開拓
私のお勧めは、下の2つです。大学の紹介は安心なので、もちろん良いと思いますし、有給の案件を持っている学校もありますので、そうなると、海外で生活するお金について心配がいらないので、学生にとっては最高の場合もあります。
エージェントはお金を払わないといけない場合が多いうえに、行きたい学生が多ければ多いほどもうかるという事は、当然、送り込むところが必ずしもいいところとは限りません。有料だから良いという考え方はしなくてよいと思います。ただ、方法が無い場合は、選択肢としては当然ありです。行かないくらいなら、行ったほうがよいです。
次が企業側で公募している場合ですが、これは東南アジアの行きたい国でグーグルやFacebook、ツイッターなどで調べましょう。インターンシップを募集していることがあります。データ入力や営業活動などの簡単な仕事をすることが多いかもしれませんが、日本でインターンシップをするよりも刺激は多いはずです。
自分での開拓ですが、多くの企業はインターンシップをするという考えを持っていない事が多いです。もし行きたい企業があって、海外での仕事の仕方を見たいのであれば、自らメールや電話し、無休で仕事を見せてもらえないか聞いてみましょう。仕事をする場合は、微々たるものですが、有給で働ける可能性もあるかもしれません。

3.休みに入って海外インターンシップを考えている人へ。

学生のうちに海外インターンシップを考えているのであれば、必ず行ったほうがよいです。単純に東南アジアを旅行しても絶対に見えてこない世界があります。

社会学者のPillemerが、人生で後悔していることについて、65歳以上の1500人にインタビューした結果を本にまとめています。

その中で、4位が「旅をしなかった」こと、7位が「キャリアにおいて、リスクを取らなかった」ことでした。海外インターンシップのリスクは、お金という方が多いでしょう。就職が決まった後でも構わないので、旅行ではなくインターンシップに行くことをお勧めします。

4.まとめ

考えていても始まりません。お金をためて、まずは行動に移しましょう。興味があれば、下のリンクから海外で働いている人向けに本も紹介しているので、読んでみてください。

海外で働くうえで読んでおくべき本 1冊目

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