下のリンクで紹介した、知っておくべきことの続きです。
東南アジアでITインフラエンジニアやりたい人が知っておくべきこと①
日本でITインフラエンジニアをやっていると、事前準備が非常に重要だという内容は書きました。会社が提供するべきであろう道具も、ちゃんとメンテナンスされてなくて、「部材が足りない」、「ドライバー」が足りないなんていう悲しいこともしばしば。
そんな現場の状況を少しでも楽しめたらと思い、このブログを書いています。
今日は、私が多くの東南アジアのエンジニアとやり取りしていて感じた感覚的な違いと共に、さらに準備しておいた方が良い物シリーズについて触れたいと思います。
1.現場で起こるビックリする問題
ある通信キャリアの回線にFirewallを設置しようとしていた日の事です。
私の部下だった子が、現場について、Firewallを設置して、電源を入れ、ステータスチェックを5分くらいしていました。
問題なかったため、ケーブル接続をして、通信テストして、お客様に通信確認してもらい、障害試験も終え、お客様に検収書を書いてもらっていました。
そして、そのまま帰ろうとするのです。。。
「おいおい、ケーブルがどこにつながってるかもわからないし、どの機器が何かもわからない。ホスト名も記入しなくていいのかい?」というと、「Never mind, Never mind(気にするな)」って言われちゃいました。
「いやいや、気にしなくていいのはお客さんだけで、僕たちが気にしなくていいわけじゃないよ」っていうことで、お客様にセキュリティー上、テープ貼らない人もいるけどどうするか確認したら、貼ってほしいとのこと。
そうですよね。。。と思い、エンジニアにラベルプリンターをお願いしたら、そんなものは持ってきてないとのこと。。。
毎回、「指示しなかった自分が悪い」という葛藤との戦いです。
はい。というわけで、毎回持ってこないといけないよという支持の後に、私が持ってきてるプリンターを使ってラベルを印刷して、一件落着。
社内に標準手順書を作っても、最初のころは浸透してなくてこんな日々でした。
2.日本人との感覚の違い
東南アジアという大きなくくりは良くないのかもしれませんが、日本の文化の中で育っていないエンジニアの指導や支持は非常に難しいです。
特に、日本のいわゆる、「言われなくてもやる」感じに慣れてしまうと、「支持もないのにどうやってやればいいの?」みたいなのに最初は面食らいます。
3か月くらいで、慣れましたが、最初は「これも言わないといけないんだ。。。」という自分の支持力の無さに愕然としながら過ごしていました。もちろん非常にハイレベルな、何も支持しなくてもやれる人もいます。
ただ、そんな人はどんどん転職して、給与を上げていきます。なので、そういう人になるように育てていく必要がありますが、待ってあげないといけないので、待つためにも、自分自身が多くの準備をしっかりするという事が重要です。
せっかく仕事するので、彼らの給与を上げてあげたかったので、そういう意味でも、育てるという事と、目の前の仕事を何とかするという部分のバランスが重要になります。
3.これがあると安心な上にお客様から喜ばれる
先ほどの例ですが、私が重要だと思っているのは「お客様に言われてないからやらない。」というスタンスではなく、「最前線で頑張っているお客様が損をしないように、最高の仕事をしたい。」というのが私の想いでした。
もちろん仕事なので、対価をしっかりいただいた上ですが、頂いた金額以上の仕事をし続けて、長く利用していただくという意識が重要だと思いましたので、その一心で仕事していてやっぱり持っていた方が良いなっていう物を下に3つ書きます。
・ケーブルタイ(トンボタイプも)
・マジックテープ(ベルクロ)
4.最後に
2回で東南アジアでインフラエンジニアをする上で、知っておいた方が良いことをまとめました。もう少しシリーズ化して、現地で起きたことを書いていきたいと思います。ぜひ、怖がらずにしっかり準備して、楽しい東南アジアのインフラエンジニア生活をエンジョイしてください。
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